住まいを良好な状態で長くお住まいいただくには定期的なお手入れが必要です

住宅を構成しているのは、柱や梁などの木材や屋根材、壁材など土等の自然素材や金属から作成した住宅建材やキッチンやUBなどの工業製品で構成されています。
このため、住宅全体が大きな耐久資材となります。
この住宅は、雨、雪、風、熱などの自然環境に常時さらされていて、さらには、生活する中で使用劣化も進んでいきます。

この多くのの素材で構成されている住宅は、使用している建材や部位によってそのお手入れの方法や時期に違いがありますので、お手入れカレンダーを参考に、定期的なお手入れをしていきましょう。

マイホームのお手入れカレンダー(上半期)

お手入れ:屋外編

人間が生活していれば家はどうしても傷むもの。その傷みを修理し改修したりするのは当然なことですが、傷みの芽を早く発見できれば補修も容易だしコストも抑えられます。
抜かりなく実行するには、マイホームの点検やお手入れの年間計画を立てて、順次実行していけば確実です。
もちろん地域や家族によって計画内容は少しずつ異なるので、以下の目安を参考に「我が家の年間計画」を考えてみてください。

  1. 1月

    1年間のお手入れ計画を

    新しい年が始まったら、まずは家族の予定も踏まえながら季節ごとのお手入れ&点検計画を立てましょう。
    空気の乾燥が激しい季節なので、万一に備えて火災警報器の動作点検を行い、消火器の設置場所と使い方について家族全員で確認しておきます。

    また、寒さの厳しい地方では凍結防止対策も必要になります。水道メーターや水栓ボックスが凍結しないよう発砲スチロールなどの断熱材を詰め、厳しい寒さが続く場合は、ガス給湯器なども水抜きして凍結を防ぐようにします。(水抜きの方法は製品により異なるのでメーカーにお問い合わせください)

  2. 2月

    結露にご注意

    1年中で最も寒さの厳しい2月は、それだけに閉め切った部屋で暖房を使うことが多くなります。そうすると屋内外の温度差が大きくなり、住まいの大敵である結露が発生しやすくなるので要注意。こまめな窓拭きを心がけ、窓ガラスやサッシの水分の掃除を行います。

    また、閉め切った部屋で暖房を使うと天井や壁に細かいホコリがついてしまいがち。これも溜まらないうちに、掃除機をかけるなどしてきれいに取り去るようにします。

    また、霜や厳しい乾燥の影響で家の外まわりも汚れがちなのがこの季節。特に目立つ玄関まわりは丁寧にお掃除をするようにしましょう。

  3. 3月

    新しい春を迎える準備

    冬の間、点検を後回しにしていた住まいの各所を点検し、修繕するなどして春を迎える準備を始めましょう。
    特に外まわりや玄関まわりを調べ、屋根や軒樋にたまった落ち葉、枯れ枝などもきれいに清掃しておきます。

    また、暖房器具もきちんと点検し手入れしてから、使わないものは物置や納戸にしまいましょう。もちろん故障している器具は修理してからしまうこと。

    春は乾燥しきった強い風「春一番」が吹く季節です。家の中に土埃が吹き込んでくるので、こまめに掃除機をかけます。新しい季節を迎えるにあたっては、壁クロスやカーテンを変え、お部屋の模様替えで気分一新するのもよいですね。

  4. 4月

    ガーデニングを始めよう

    強い春風が吹くこの季節、土埃や黄砂の到来が気になる方も多いでしょう。ちょうど日差しが明るくなる時期。ガラスの曇りなど汚れも一層目立ってしまうので、窓掃除は欠かせません。

    また、お天気の良い日を選んで畳を上げ、カーペットも外して害虫駆除を行いましょう。シロアリが羽蟻となって活動を始める時期なので、これにも注意。見つけたらすぐに専門業者に相談します。

    また、4月はガーデニングを始めるにもよい季節。まずは生け垣をきれいに刈り込み、植栽も剪定して、お庭の風通しや日当たりを調節。花木に適した環境をつくりましょう。

  5. 5月

    梅雨を迎える準備

    晴れて爽やかな日が多い5月は、まもなく訪れる梅雨を迎える準備をしておきます。長雨に耐えられるように、屋根や雨樋、排水溝、溜め枡などを中心に、その他の水まわりも含めて一通り点検。

    特に雨樋の枯葉や小枝、ゴミ類は丁寧に取り除いてきれいに清掃しておきます。また、雨が続くとできなくなる草刈りも、今のうちに済ませておきます。(夏前の7月にも、もう一度行います)

    さらに、天気の良い日を選んで、床や壁の木目、あるいは壁クロスなども拭き掃除しておくと良いでしょう。

  6. 6月

    湿気対策

    雨が続くと窓を閉め切りにしてしまいがちです。数少ない晴れた日には、窓や押し入れのふすまなども開け、風を通して除湿し、カビを防止します。浴室などもカビが生えやすい季節なので、毎日、浴槽のお湯を抜いた後、こまめに掃除し換気して乾かすようにします。

    また、雨降りの日には屋根や雨どいの破損がないか、水はけの様子に注意して点検をしておくと良いでしょう。

マイホームのお手入れカレンダー(下半期)

お手入れ:屋外編

我が家のお手入れ年間計画の下半期(7月~12月)です。
夏から冬に向かう季節は、イベント続きで忙しく、台風なども盛んにやってきます。お手入れ計画の重点期間といえるでしょう。

  1. 7月

    梅雨明けに夏の大掃除を

    夏は、家の大掃除をやるのに最適な時期です。冬のように水も冷たくなく、気温が高いので汚れが緩み落としやすい、また窓を開けっぱなしにしてお掃除ができるからです。

    お風呂やキッチンなどの水まわりのお掃除も気持ちよくすることができますので、梅雨から夏にかけてカビが繁殖するこの時期にお掃除をしておくことをお勧めします。

    また、網戸のお掃除は節電効果も期待できます。網目にたまったほこりを取り除けば風通しがよくなりますし、エアコンを使う回数も減ります。エアコンのフィルターのお掃除も一緒に行いましょう。

  2. 8月

    台風到来の前に

    住まいにとって8月は、台風が来る危険な季節。その到来に備えて準備を整えなければなりません。

    まずは、家のまわりや庭、バルコニーなどを見て回り、強風に飛ばされそうなものがないか確認。鉢植えの花などは屋内に片付けるか、固定しておきます。屋根や雨樋は大丈夫でしょうか?雨戸や門扉のガタツキなども早めにチェックしておきましょう。

    排水溝・排水口を備えたバルコニーは、落ち葉やごみで埋まってないか確認し、掃除しておきます。なかなか手が付けられない外壁や門扉などの清掃にも最適な季節です。家族全員が揃う夏休みの1日、みんなで力を合わせて掃除しましょう。

  3. 9月

    「夏」の後片付け

    台風シーズンが終わったら、家のまわりを確認し被害を点検しておきましょう。
    特に屋根や雨樋、床下、塀など、台風で破損していることも少なくありません。破損を見つけたらできるだけ早く修理しておきます。

    次に夏の間働いてくれたエアコン室外機など冷暖房機器や網戸なども一通り点検し、必要ならメンテナンスした上でしまいましょう。

    また、9月1日は「防災の日」。これを機会に地震や火災など住まいにまつわる災害について、家族で対応策を確認しあって準備しておきたいところです。防災グッズ一式の内容、置き場所を確認し、いざというときの避難場所なども決めておきます。

  4. 10月

    秋の夜長を楽しむために

    秋の夜長といわれるように、夜明かりの下で過ごす時間が増える季節です。家中の照明機器を点検し、電球が切れてないか、ホコリが積もっていないか確認の上、清掃しておきましょう。

    まもなく木枯らしの季節がやってきます。ガラス窓やサッシのレールなどきちんと掃除して、レール部に溜まったゴミやホコリは掃き出して、戸の滑りをよくしておきます。

    また、乾燥した晴天の日が多い季節なので、外壁の塗替えやフローリング床へのワックス掛けも適しています。

  5. 11月

    「年末」を迎える準備

    徐々に寒さが増していくこの季節。ストーブやこたつ、エアコン、電気毛布等々の暖房器具の点検とメンテナンスを済ませておきましょう。石油ファンヒーターは着火と燃焼を確認し、電気製品はプラグやコードを点検します。

    エアコンも夏に使い終わったときに掃除をしていないなら、このタイミングできれいにしておきましょう。

    庭の方は落ち葉が散りきる時期なので、家の周りも含めこまめに掃いて掃除し、雨樋や雨水マスの詰まりもきれいにしておきます。12月に入ると忙しくなるので、障子やふすまを今のうちに張り替えておくのもよいアイディアです。

  6. 12月

    年末大掃除は計画的に

    寒さが厳しくなり暖房がフル回転し始めると、再び結露のシーズン到来です。お部屋の通風や換気をこまめに行って、温度・湿度を調整します。押し入れやクロゼットなどの収納の換気も忘れずに。それでも結露を完全に防ぐのは難しいので、窓の水分をこまめに取り除くようにしましょう。

    大掃除は家族のスケジュールを合わせて段取りを決め、要領よく計画的に行うのがポイントです。特にコンロまわりや換気扇、レンジまわりの油汚れなど、普段一人では掃除しにくい箇所を重点的にお手入れしていくと良いでしょう。

    合わせて、戸棚類や押し入れなど収納の内容等も確認し、不要なものは早めに処分しましょう。