壁・天井

大掃除だけではなく週に1度は手入れしたい壁・天井

その家の住人は、見慣れてしまうので気づきにくいものですが、客として訪問すると家の壁や天井の汚れが意外と気になるもの。お部屋の雰囲気に直結する場所だけに、あまり放ったらかしにはできません。壁や天井の汚れはほこりなどによる黒ずみがほとんどですが、小さなお子様や室内でペットのいるご家庭では、子供の手あかや鉛筆・クレヨンなどによる落書きなどで壁が汚されてしまうこともしばしばです。大掃除の機会を待つのではなく、週に1度程度は清掃する習慣をつけましょう。

壁や天井の素材を確かめよう

壁や天井など、面積が大きな場所の掃除は後回しにされてしまいがちで、お掃除などの機会がないと、なかなか手が付けられません。できれば曜日を決めて、家族みんなで掃除に取り組みたいところです。

壁や天井の掃除を行うにあたって、まず一番に確認しておくべきなのは、その素材です。例えば布クロスの織物壁紙のもの、ビニールクロス貼りのもの、あるいは板張りや化粧合板張り等、様々な素材が使われています。また、壁と天井は同一なタイプの素材が使われるケースがほとんどです。

いずれにせよ、それぞれの素材としての特徴に合わせた、お手入れ方法を選ばなければなりません。

布クロスによる織物壁紙のお手入れ

布クロスによる織物壁紙とは、織物や不織布、布フェルト、あるいは編み物など紙で裏打ちした壁紙です。いずれも植物由来の自然素地製品で調湿性や通気性に優れ、結露もできにくい優れた特徴を備えています。ただし、どうしても埃が付きやすい性質を持っているので、普段から掃除のたびに表面の汚れをハタキではたいて落とし、掃除機をかけて掃除しなければなりません。

もし汚れがついてしまったら、まずは消しゴムを試してみましょう。簡単な汚れなら、消しゴムで擦ればきれいに落とせる場合も多いはず。さらに消しゴムでは太刀打ちできないほどひどく汚されてしまったら、住宅用洗剤をぬるま湯で薄めて布につけ、上からたたくようにして汚れを拭き取ります。あとは、乾いた布で全体をから拭きすれば仕上がりです。

ビニールクロス貼り壁のお手入れ

ビニールクロスとはポリ塩化ビニールを主原料とする壁紙材です。ビニールだけに水気に強く水拭きが可能で、汚れも簡単に落とすことができます。

普段は表面についたホコリをハタキで叩き、掃除機をかければOK。手垢等の汚れがついてしまった箇所は、ぬるま湯に住宅用洗剤を溶かして布に着け、軽くこすって落とします。そのあとは固く絞ったきれいな布で水拭きして仕上げましょう。もしカビが生えて黒ずんでしまった場合は、中性洗剤を使います。水で薄めて雑巾に付け、これを固く絞ったもので拭いて落とします。もちろん市販のカビ落とし剤も使えますが、使用方法をよく読むこと。直接スプレーする場合は下から上に向かってかけ、液が垂れないうちに同じく下から上へ向かって拭いていきましょう。

化粧合板の壁と化粧石膏ボードのお手入れ

通常の合板の表面を加工して木目調などの「化粧」を行ったものを「化粧合板」「プリント合板」と呼びます。表面のプリント地を傷つけてしまうと台無しなので、掃除するときは柔らかい布でから拭きするか、化学雑巾などを使います。汚れが落ちないときは住宅用洗剤をぬるま湯で薄め、布に着けて固く絞ったものを使います。この時も傷をつけないよう丁寧に拭きましょう。

一方、化粧石膏ボードは、石膏ボードの表面に化粧加工した紙やプラスティックシートを張り合わせたもの、あるいは塗装したものや型押しで加工したものもあります。この表面の加工の仕方によっては水拭きできない製品もあるので、素材を調べてその性質を確認してから清掃するようにしましょう。

天井のホコリを落とすお手入れ法

壁ほどには気になりませんが、手が届きにくいだけに、天井も汚れが溜まってしまいがちな場所です。室内は人が動くたびにほこりが舞います。特に冬季は暖房の暖かい空気とともに塵や埃が舞い上がり、そのまま天井にくっついてしまうこともしばしばです。

天井のお掃除は、この天井についたホコリをきちんと払うことがポイント。まずは静電気を起こしてほこりを吸い寄せる、化学繊維製のハタキと掃除機を使ってほこりを取り除きます。ほこりが落ちてくるのでマスクなどを忘れずに準備し、電化製品などにも新聞紙やビニール袋をかぶせておきましょう。静電気ではたきにくっついたホコリはゴミ袋の中で払って落とし、全体に掃除機をかけて仕上げましょう。